2013年5月20日月曜日

新しい記憶

こんにちは、4年の大塚です。

はじめてのブログです。

私のおばあちゃんのことを書きます。


最近、おばあちゃんが入院しました。

乗るなと言われている自転車に乗って、転んで骨折したそうです。

そろそろボケも始まってきていて、病院にお見舞いに行った時には
「あんたは私の娘なんだっけ?」
「あんたたちは兄弟なのかい?」
「ずいぶん背が伸びたねぇ。(前に会ったのは一ヶ月前)」
などなど、おばあちゃんも年取ったなぁとちょっとさみしくなることばかりを言ってくれます。

「新しいことはなにも覚えられないんだよ、自分が子供の頃の話ばっかりするんだ。」
と、面倒を見ている叔父もさみしそうに言いました。

本当にその通りで、一時間前にご飯を食べたことも、私が大学生になったということも忘れてしまうおばあちゃん。

そんなおばあちゃんが、
「もえちゃん(私)が着れそうな服がたくさんあるから、今度送るからね。」
と言ってブツブツなにかを言っていました。

「埼玉県草加市……」

私の住所を、アパート名から部屋番号までしっかり暗記していたんです。

あの歳になって新しく何かを覚えることはすごく大変なことだと、お医者さんも言っていました。

ボケてしまってどんなに寂しいことを言われても、私のことが分からなくなってしまっても、ちゃんと頻繁に顔を見せにきてあげようと思ったのでした。

そんなおばあちゃんが先日送ってくれた荷物。
食べかけのスルメイカ
期限の切れたおまんじゅう
おばあちゃんお得意のピンクの花柄ロングスカート(上下セットの下だけ)

おばあちゃんごめん、いらないよ…(笑)

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