2013年8月1日木曜日

国際関係をちょっと良くするジョーク

交流文化学科4年の斉藤絢子です。
今回のテーマがジョーク紹介ということなので、去年のゼミ活動で作ったジョークをご紹介します。

去年の後期は、日野先生のご提案があり「国際関係をちょっと良くするジョークを考えよう」ということで、領土問題に揺れる日本対中国・韓国・ロシアの3国に対するジョークをゼミ生で製作しました。

「外交するにもユーモアセンスは欠かせないものである」という日野先生のモットーの元、うまくこの国際問題を乗り越えられるような、躱せるような、ちょっとぎゃふんと言わせることも時としてできるようなジョークとして私も考えました。

そして韓国に対するジョークを考えてゼミ生や日野先生とでディスカッションを重ね、出来上がった物がこちら!

整形がね、すっごくうまいね。流石、可愛いな〜。でもね、どうも怪しい。地図もやっちゃったんじゃないの?

竹島問題を抱える日本と韓国。例えば韓国の人と今まで楽しくお話していたのに、ひょんなことから領土問題の話題になってしまったら…相手の気分を悪くしたくないし、だからと言って謙遜してばかりでも…ということで、こう返してみてはいかがでしょうか。

現時点では、昔の日本の地図には竹島があるが同じころの韓国の地図にはないことがこのジョークの元ネタとなっております。
それからみなさんご存じかと思われますが、韓国は美容整形がさかんです。
それらのステレオタイプを元にこのジョークが生まれました。
ポイントは褒めて伸ばし、そこでジョークを言いオチを引き立たせるということです。

ちなみに、ステレオタイプとはあくまでも外から見た典型的なキャラクターということなので、その国の人を馬鹿にしているわけではなく、むしろ愛すべき特徴であるとお考えください。


最後に、なぜ私がこのジョークを選んだのかを少しお話させて頂きます。

先日、日野先生のオックスフォード大学在学時のゼミの同級生(シンガポール人の女性)が来日され、授業にて講演会をして頂きました。
テーマは「第二次世界大戦における日本の立場についての日本人学生の見解」で、ディスカッションも行ったのですが、私を含めて誰一人として確固たる意見を持っておらず、そもそも歴史についての知識すら浅いためかなり苦戦しました。

ロンドン大学にて教授をしている彼女によると、中国や韓国人留学生などが「あなたは(日本人)は過去の戦争についてどう考えているの?」という質問をした時、日本人学生が「あまりよく知らない」と返答すると「自分たちが何をしたのかもわかっていないのか」と思わず怒りが込み上げてしまうそうです。

私はそのエピソードを聞き、歴史がどうだったかが大事なのではもちろんなく、歴史をしっかり学び、理解し、自分なりの考えを持っておくことが大切だと感じました。

その時に、このような軽いジョークを交えて真剣かつ和やかに議論ができたら、それこそ本当の国際人になれるのではないでしょうか。

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