こんにちは!交流文化学科4年の斉藤絢子です。
本日日野ゼミ4期生のメンバーが確定しました!
毎年、個性が豊かでそれぞれキャラが濃い!と話題になるゼミ生ですが、
今期もなかなか粒ぞろいです!3,4期体制が始まっていきますが、
今後の日野ゼミにも期待しちゃってください!(わたくしたち2期生たちに迫る卒業が切ないです…)
(卒業よりも先に、卒業論文の提出期限が迫っていて全員必死で執筆中です!!!!)
さて、私が今回ご紹介するのは、アメリカのコリン・パウエルさんのスピーチです。
日本でもじわじわ広まりつつあるTEDに出演された時の動画です。
コリン・パウエルさんといえば、アメリカ元国務長官のあの人です。
彼はその穏やかで優しく、人徳のある人柄からアメリカ国内でも絶大な人気があるそうです。
そんな彼からにじみ出るユーモアと、それがたっぷり用いられたスピーチ、かいつまんで説明をします。
彼が伝えたかったことは、タイトルにもあるように「子どもたちに規律のある環境を与えよう」ということ。
なぜなら子どもにとって就学前の家庭内教育(規律)は必須のことで、それを成功させて就学した時に
人生のいいスタートを切れるかどうかが成長していくにあたって重要であると述べています。
また、人生のいいスタートを切ったあと、生き方も大事であると強調しています。
彼自身、学校の成績は常に最低ランクのCだったそうですが、「自分の得意なこと」「夢中になって取り組めること」
を見つけてそれに打ち込む、そんな生き方をすることが大事である。と説明を加えます。
じゃあそうするにはどうしたらいいのか?ということで、タイトル通りの主張に戻るわけです。
自らの幼少期の体験談を交えながら話す内容は非常に情熱的で、少し難しい部分もありますが、
パウエル氏はあえて、笑いどころを冒頭部分に集中させているように感じました。
その笑いどころも、自分を客観視し、また人が共感できそうな内容を選んでいます。
「今日私がお話しすることは、予定とはちょっと違います。外交問題についてならテレビでレイチェルマドー(アメリカの政治評論家)の話でも聞いてください」
「子どもたちの前で話すとき、ちょっとしたゲームをして静かに話を聞かせるようにするのです。(ゲームの説明をする)みなさんもぜひ試してみてください。しかしそう簡単にはいかないものです」
自分が何を期待されているか、それに応えることもまた名スピーカーの使命ですが、
この場で伝えたいことと照らし合わせた時に出た一言だったのでしょうね。見事にアイスブレークにもなっていました。
また、子どもについては、手を焼かされてもそれこそが愛らしいと思える大衆心理をついて笑いを誘っています。
機転の利いたフレーズで観客をわっと笑わせるユーモアもありますが、
思わず微笑みがこぼれてしまうようなフレーズや、序盤でおどけてみせて観客を引き込み、
徐々に真剣なトーンでしっかり聞かせる。といったパウエル氏のスタイルもなかなか印象的です。
「ユーモアがなんなのかわからない!」と嘆くあなたも、まずは聞き手の気持ちを考えてみて、
自分の主張や伝えたいことと照らし合わせていったとき、大爆笑をとるではなくても、
観客の笑顔を引き出すことができるかもしれません。
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