我こそがシュプリーム
ビール大会の後、ビール会社の社長が連れだってバーに行った。
コロナの社長が席について言った。
「俺は世界最高のコロナビールを頼むとしよう」
バーテンダーは棚の奥からボトルを出してきた。
バドワイザーの社長も
「俺は真に世界最高のビールを頼もう。"キング・オブ・ビア"バドワイザーだ」
と、バーテンダーに頼んだ。
クアーズの社長は
「俺ならロッキーマウンテンの湧水でつくられた、あのクアーズを飲むね」
と頼んだ。
ギネスの社長が最後に言った。
「コーラをくれ」
他の社長が、なぜギネスを頼まないのか不思議そうに尋ねると、彼は答えた。
「君達がビールを頼んでないのに、わたし一人で飲むわけにはいかんよ。」
このジョーク、ギネスの社長の自信が伺える、我が社のビールこそ本物のビールと言え、他とは違う。と。
私はたまにスケールの大きい事を言っている学生や理想家を見ると正直虫酸が走る時があります。世界を変える、戦争を無くす、等。もちろんその夢や理想を否定しているわけではありませんが、お前に本当に出来るのか、実現するビジョンはあるのか。と思ってしまうのです。
極端な例を挙げるならツイッターフォロアー数が500人くらいの学生とオバマ大統領が戦争を無くすべきというのとでは発言力、影響力全てが格が違います。ここで言いたい事は誰かに公言するなら実力、立場相応の目標や理想を言うべきだということです。
結果という現実が伴わなければ、理想はただの戯言になると思うんです。リーガルハイの古美門先生も結果を出してるから、成り立っているのです、結果がなければただの悪徳弁護士でしょう。
ただ、行くところまで行ったら自分こそ最高、だと誇示しなければならない時があると思います。それをこのジョークが教えてくれます。
ビールや携帯電話の市場は寡占状態で、競争が激しい世界です。個人でも我こそは!と旗を揚げる時が生活している時にあると思います。
他を認め、比べることはもちろん大切です、しかしここぞという立場やタイミングで我を出していくこと、我こそがシュプリームと誇る事も大切なのではないでしょうか?このジョークはそのことを教えてくれる、というかそういう捉え方も出来るのではないでしょうか?
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